歴代会長の功績を生かしながら、更に会員の皆様方と共に、関西トロンボーン協会を盛り上げていきたいと思います。
変革とは新しい物をつくるということではなく、何かが変化し続けている過程である。これまで作り上げたものに知恵や、労力を要するという事だろう。
成長著しい中国で上海万博が行われている。そこで日本のトイレは脚光を浴びている。もう少しすると金色の便座が登場するらしい。トイレは白色という常識が今ではカラフルなのも非常識ではないかも?
1970年大阪万博。コードレスの電話に皆さん驚き、狐につままれたように信じがたい顔をし電話をかけて、喋っていた。それが携帯電話の先駆けとなった。その発明者は夢を見ていた。しかし今こんな時代になっているとは想像していなかった。
Tbは15世紀末から同じ形をしている。その時代の奏者がどの様な音を出していたのか想像でしかない。しかし、奏者は進歩し続けている。CDを探したり楽譜の購入もなんでもインターネットでできる。僕の時代にはTromboneソロのLPを探すことすら大変だったし、エチュードもランゲ〜笑〜しかなかった。でも、ひょっとしたら知恵はあったのかもしれない。便利でなんでもある世の中ではあるが、(アナログからデジタルへ)、一方で、手作りとか、スローフードとか、価値観も多様化している。
しかし“立ち食い蕎麦は別”。考えてみると、世の中、すてたもんじゃない。
今と昔、君達と僕達、年の差さえあれど、この二つがコラボすると3Dのような、びっくりする新しいものが造り出される気がする。是非コラボしましよう!!
関西トロンボーン協会
会長 呉 信一
「ザ・トロンボーン」SPRING&SUMMER号」より
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